ビデオ制作の前にちょっと考えてみませんか?

戦略的ビデオ

ビデオ制作を始める前に3つの質問をしてみたいと思います。

1.このビデオによってビジネスあるいは組織にどのような効果をもたらしたいですか?

例えば、A商品の売上を30%アップしたいなどのように、制作の目的はできるだけ具体的であったほうが良いです。

いままでのビデオが古臭くなったので、3Dなどを使って見栄え良くしたいというのはこの場合、目的とは考えないでください。古いビデオであっても、複製を作る必要がある場合はその中に本当の目的があるはずです。

2.このビデオは誰が見ますか?

技能訓練の一環としてのビデオ視聴が目的であれば、多分、会議室などの、見る人が集中できる環境での視聴が可能です。しかしそのような環境であっても、企業ビデオの場合は2分、5分、10分、長い場合でも15分が一般的です。ビデオが展示会場などルーティンで流される場合には来訪者はビデオを最後まで視聴することはないと思ったほうが正確です。音声などもさわがしい会場内では聞き取りにくいでしょうし、逆にこれが聞き取れる十分な音量であれば、お隣のブースの来訪者からは騒音になってしまうでしょう。そのような時はDVDやCD-ROMを配布して後でゆっくりと見ていただくのも解決方法です。つまり、誰が見ますか?という問いかけはビデオの内容だけではなく、最終的に作ろうとしているメディアが、視聴者にマッチしているかという問題を考えるきっかけにもなるはずです。

3.ビデオを見る人に何を伝えたいですか?

採用のためのビデオであれば、会社の理念や経営トップの考えを組み込むことも大切です。また株主への業績の説明であれば、売上のグラフや新たな取り組みも伝えてさらなる投資を促したいかもしれません。

特にブランディングに関していえば、映像以上にそのイメージを明確に伝えることができる媒体はありません。

今後のブランドイメージの構築はマーケティング、リクルート、社員のモチベーションの高揚など各ステージで重要な要素となってくるでしょう。

実現に向けての企画とチーム編成

ビデオ制作の必要を感じたとき、理解してくれる同僚、上司をつくることが大切です。

ビデオを実際に使う部署だけでなく、撮影に協力してもらえる部署の同僚にもビデオのコンセプトを理解してもらうことで社内のコンセンサスが得られるようになります。その際に、理解の助けとなる要約した企画書があると便利です。

ウエナカでは企画構成案というものを作成しますが、これを撮影の協力をお願いする組織や社内の部署の方に読んでいただくとスムーズに主旨を理解していただける場合があります。

プロジェクトチームは、主にプロダクションと連絡をとっていただくマネージャーの方を含めて4人から5人のチームが適当でしょう。撮影に協力してくれる部署から一人づつという感じでプロジェクトチームを構成すると積極的な協力が得られます。もし、もっとたくさんの方で検討する必要がある場合は、2段階で承認を得たり、またメールでの承認等を活用することも良い方法です。

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