今回は「伝わる広告」について書いてみたいと思います。
広告における「1ビジュアル 1メッセージ」 という言葉を耳にした事はありますか?
これは、ひとつの広告では欲張らずにメッセージを絞り込んだ方が伝わりやすいということを言っています。 例えば、好意をもっている相手がいるとします。
その相手と仲良くなるために、先ず自己紹介をします。
あなたならどんな自己紹介をしますか?
これまでの自分の歩み、趣味、特技、食の好みに至るまで語りつくしますか?
きっと、そうはしないはずです。 詳しいことは段階を追って知ってもらおうと考えますよね。
実際に、10個程度の情報を自己紹介に入れますと、 個人差はありますが、記憶に留めてもらえる情報は半分程度です。(実際に実験しました。)
しかし、それは直後の話です。 一時間経って、もう一度聞き返すとさらに半減します。
一日後ではどうでしょうか? もう、目も当てられない結果です。
一生懸命伝えようとした結果がこれではあんまりだと思いますよね。
広告映像にも同じことが言えます。欲張って色々な情報を盛り込んでしまっては本当に伝えたいメッセージが霞んでしまいます。
例えば製品PRの広告の場合、その製品の強みは何なのかを一言で表現することが必要になります。 いわゆるブランドコンセプトと呼ばれるものですね。
この、「ブランドコンセプトを決定する」という作業が広告宣伝における出発点になります。
つまり、「伝わる広告映像」の制作においても始めの第一歩であるわけです。
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