雨でも撮りたい時に便利なもの

ビデオ撮影は晴れているに越したことはありませんが、家族旅行などに出かけ名所旧跡の前にやってきますと、たとえ雨でも何とか記念の撮影をと思うのが人情。でも、大事なカメラを雨に濡らしてしまっては元も子もありませんね。

今回は旅の途中で突然雨に降られた時に役立つ一品をご紹介しましょう

質問「ボーナスで買ったばかりのビデオカメラを片手に初めての海外旅行にでかけました。さあ撮るぞと!張り切ってカメラを回し始めた途端、雲行きが怪しくなってきました。突然の雨です。カメラ屋が勧めた高価な専用レインカバーを無理をしてでもやっぱり買っておくのだったと深い後悔にさいなまれた次第です。結局旅行中雨にたたられ、ビデオは撮らずじまいでした。プロのHIGE氏はこんな時はどうしていますか?」

Hige「専用のレインカバーは確かに高価ですね。大抵は一万円前後します。ビジネスビデオの制作現場では雨の日の撮影は原則的にはありませんので、このようなレインコートが必要なのはロケ先の風景を撮り置こうという時に限られます。そのためにかさばるカメラコートを用意するのはちょっと大変です。こんな時のHIGEの必殺技は、ホテルのバスルームに必ずと言っていいほど置いてある女性客用のシャワーキャップ。Higeは必ずこれをkeepします。ハンディカムがちょうどスッポリ入る大きさです。レンズとファインダー部分に適当な大きさの穴を開けます。そして手首のところにちょうどゴムの伸縮部分がくるようにします。少々の雨ならカメラを雨から守りながらの撮影も可能です。周囲の人はこの光景を見て、始め「あれっ!?」と注視し、次にシャワーキャップと気がついて「へえー」と決まって感心します。

これは意外なシャワーキャップ活用法です。

そして、大切なことは撮影が終わったら、必ずシャワーキャップを取り外して、カメラを乾かしましょう。シャワーキャップの中にも僅かな湿気が溜まっているからです。これを放って置くとレンズのカビ発生や故障の原因となります。

ところで、このシャワーキャップ、女性のお連れがいる場合は平和裡に確保する必要があります。コンセンサスは何事にも重要ですよ。

写真は雨のイタリア・古都オルヴィエートの通りに立つHige氏。肩に下げたハンディカムにはシッカリとシャワーキャップが。

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